来年のiPadを見据えて今年のiPad購入を決める

来年のiPadを見据えて今年のiPad購入を決める

波が来た。乗るしかない、このビッグウェーブに

OS X Mavericks(日本人的にはマーベリックと呼んじゃいそうになるが、英語発音に近い呼び方はマベリック)無料万歳！

それはともかく(^^;)、予想通り新しいiPad、iPad miniが発表された。iPad 1、2、3と初日買いし、3発売からまさかの半年程で出た4は流石にスルーしたので(その代わりmini購入)、私にとっては一年半以上待った事になる。なので今回は是非共買おうと考えている。
にしても、無意味なナンバリングは廃止される方向だろうと思ってたが、MacBookに合わせた「Air」で来るとは。以前ツイッターでこんな事やあんな事を書いたが、「MacBook」という名を総称にしてただのMacBookをラインナップから無くしたように、「iPad」も総称にして各機種は特色を付けた名前にする、そういう戦略なんだろう。とすればやはり「Pro」もそのうち・・・。

今年のポイント

「Pro」は発表されたらまた考えるとして(^^;)、今ある物を買う、そのために現状までの流れから来年を予測した上でどこに乗るか決めようと思う、プールのように簡単にはいかないので。

まず今回のiPadの主なポイントを軽く挙げ連ねてみると、

• iPad mini
  • 待望のRetina化
    • iPad mini発表前の2012年8月の私の予想では今年のRetina化を挙げていたものの、軽さと稼働時間を維持するのに2013年中は厳しいかもと2013年1月に予想を変えた。しかし他社の高解像度化が思いの外早く進み、追いつめられた格好でスピードアップして成し遂げられたように思える
  • A7、M7搭載
    • いつものパターンなら一つ下げたA6もありえたが、惜しげも無く最新のものを投入。64bit化を進め、Retina描画を支えるのに必要だったと共に、miniがiPadシリーズの中での廉価版扱いではないという意識がみられる
  • 0.3mm厚く、19g重く、9000円程高くなった(価格は16GBモデル比較)
    • どれもマイナス要素だがRetina＋A7＋円安では仕方ないか・・・

• iPad Air
  • 1.9mm薄く、183g軽く、9000円程高くなった(価格は16GBモデル比較)
    • 価格以外は素晴らしい。iPadの外での利用を妨げる要因は、大きさよりも重さとネットワーク(費用面がネックとなって3G、LTE版が普及しない・どこでもネットワークにつなげられれば持ち出す機会も増えるはずなのに)だと常々思ってたので、この重さなら今まで以上に広がりをみせるはず。ただ、本体価格が高くなった事で購入を諦める人も増えるだろうから、安売りはしないにしてもどうやって値段を下げていくかは今後の課題(Macも含めて安定した需要が見込める今、中間マージンを削るために生産上の大きな買収をする時期が来たのでは)
  • A7、M7搭載
    • 当然で驚きはないが、これまでのようにA7Xじゃないのが逆に驚きというか。iPhoneと共用して無駄をなくすというより、開発からリリースまでの時間が足りなかった、それとやはりバッテリー厳しいのではないかと

アンテナやマイク等も良くなってるが、大きなところではこの位だったりする。インパクトがない?　そうかもしれない。
だけれど「マイコン」を経て「パーソナルコンピューター」という名が一般的になった1980年頃より今まで、パソコンにしたって30年で変わったのはCPUやGPUのスピード能力、容量、解像度や入出力デバイスの改良位であって、あの頃から根本的なところは変わらないまま今日に至っている。スマホやタブレットも同じ様な進化の過程に入ったという事だろう。デバイスが全くの別物にでもならなければ大きな変化なんてそう見られるもんじゃない。
つまらないと思う人もいるかもしれないが、しかしパソコンがこの世の必需になったように、スマホやタブレットも必需品として(パソコンの需要を置き換えつつ)少なくとも後10年は浸透していくに違いなく。

来年のポイント

10年先の事は置いといて、ここから来年にはどう進化してるだろうと考えてみる(ソフト面は除く)。

• 価格
• 大きさや重さ
• CPUやGPU
• 指紋認証
• カメラ

は変わる可能性がありえる。
大きさや重さは、形や素材等かなり見直さない限り、バッテリーとのバランスを取る上でここから更に詰めるのは当面困難だと思う。
CPUは順等な進化をするとして。カメラはどこまでいっても最新iPhone程にはならない運命か。
指紋認証はiPhoneの方での供給不足も関係したのか見送られたが、製造が安定してきてAppleが本当に広めたいのであれば当然載せてくるはず(わざわざ買収した位だし)。
ストレージ容量は今でも価格を上げる要素になっているので128GBを越えるものが出るとは思えない。
ベゼルが細くなった今回の形は、初代iPadより初めて大きく変わったポイントであり、Appleのやり方を考えれば1年後にまた大きく変えないだろうし、少なくとも後1世代は引き継ぐはず。あってカラーバリエーション追加位。

新たにNFCや無線充電を追加する可能性0ではないが、NFCも無線充電も世の中で必要性高まってなく、導入しない気がする。
むしろ今回のMIMOやデュアルマイクのように、既存の物をより良くする(それによって可能性を広げる)事に力を入れるかと。とすれば、スピーカー、未だ導入されてない振動機能(粗いのでなくタッチにあわせた細かいもの)、急速充電、ジェスチャーコントロール(のためのハード環境)とか。

次の発売日について、iPad 4より前は春に新機種を発売していて、4だけイレギュラーなんだろうと当初考えていたが、今回の発表からも春に発売する流れは完全に無くなったのではないだろうか。
十分売れ続けるのにたった半年しか売らないのでは割にあわない。

サーフィンボードは一つあればいい

というような事を踏まえて、じゃあ今年のiPadをどう買うか。

来年買い替えるかどうかが判断の一番の分かれ目で、これまで毎年のように買い替えていたけれど今使ってるiPad 3でも凄く不満あるわけではなく、書いたように今年のモデルから大きく変わる事はないと予想し、2年使う方向で考えておこうと思う。
来年買い替えるのであれば容量少ないモデルを買って安く抑えた方がいいかもしれないが、買い替えないなら思い切って多めにしたい。山ほど持ってるアプリ入れるのに64GBじゃ全く足りないので、128GBいっちゃうか。

WiFi版か、それともGPS付きLTE版か。iPad 3G版を使ってきた私は迷う事なくGPS付きLTE版で。どこでもネットを使えてこそiPadは活きるのであって、使える場所が限られれば使える時間も限られてしまう。テザリングという手もあるが、つなぐ手間やテザ側のバッテリーを考えるとLTEとは案外隔たりがある。
通信費かかってしまうのが難点だが(ちなみに今はiPadのソフトバンク3G使い放題でも月にトータル2300円程で済んでる)、そこはauが始めたようなスマホとのパケット共用サービスに期待したい(ただ、そうなるとiPhoneも買い替えなければならなくなりそうな(^^;))。

Airか、miniか。これも迷う事なくAirで。一年mini使ったが、miniは使う場所限られるWiFi版だったのが利用率に一番影響してたとしても、画面大きい方が使い勝手よくて利用を増やしていたのは間違いない。軽くなったAirがあればminiの出番はないだろうし、今後もっと大きいのを買う事はあってもminiは二度と買わないな。

結論

LTE版iPad Air 128GB。9万円越えか。ノートMac買えるんだけど(^^;;;)。