iPad mini等発表イベント雑感

iPad mini等発表イベント雑感

今は時間無いので手短に。Mac等については後で書き足す(週末に向けて色々忙しいので、10月28日以降)。

iPad mini

8月30日に書いたツイートより。

 >>iPad miniでフルHD超え使えるようになるのはバッテリー問題等解決した来年と予想。
 >>iPadロードマップ勝手予想 12秋 iPad mini(iPad2同等解像度7inch) 13春 iPad 13秋 iPad mini(iPad 2012同等解像度)
 14春 iPad 14夏 iPad Pro(現iPad位の重さ13inch) 14秋 iPad mini

そしてここに9月14日に書いた文。

(iPod touchについて)

 >>客観的な目でみてマイナス点は、価格。コストパフォーマンス悪いわけではない。しかし、旧型touchを廉価として当面残す流れで
 24800円となったのかもしれないが、自社他社の他製品との比較からも、16GBモデルを用意して最低価格を2万円以下に設定するべきだったと思う
 
 >>iPod touchの価格が自分的には予想外の高さで、iPad miniが遠のいた感じがする。
 iPadと同じ価格のiPad miniも、iPod touchと同じ価格のiPad miniもバランス考えるとありえない
 
 >>最安値で比較した場合に32GB touchが24800円、16GB iPad 2が34800円、16GB iPad 2012が42800円。
 もしiPad miniが16GBで3万位なら確かに隙間におさまるが、他デバイスとたった5000円位しか値段差無く、容量多いモデルでは逆転現象が起き、
 互いに食い合う事になりかねない
 
 >>まあiPhoneとiPadの価格も単純比較出来なくなっていて、全く無いとは言えないが、他社7inchに対抗する意味合いが強いiPad miniは
 2万円台に抑えられるかどうかが戦略上大きなポイントなので、touchがこの値段ではバランスよくない
 
 >>あと三ヶ月はiPad miniが出ないというなら、その間旧touchを売りさばいてしまい、iPad mini発売と同時に
 今回のtouchを値下げする(もしくは16GB版を出す)という手も無くもないが・・・

iPad miniは基本iPad 2同等で値段3万弱と、大体思ってた通り。
他との差別化として、ディスプレイサイズをほぼ8インチにし(小ささが売りなので大きさを強調し過ぎないよう、あえて「8」にしなかったのかも)、薄く軽くし、カメラを前後に付け(Nexus 7等の廉価以外では当然のものだが)、ネットワークを強化し、というところ。
ディスプレイはインチもさることながら4対3と16対10では4対3の方がぱっと見大きく思えるはず。ただし解像度では劣るので痛み分け。ネットワークは最新で速くてバッテリーの持ちも良いが、GPSとNFCが無いのでこれもプラスマイナス。

最厚部7.2mmという数字は結構インパクト。ちょっと前に出た薄さと軽さが売りのMEDIAS TAB N-08Dでも7.9(最厚部9.9)mm。薄くなったiPhone 5でも7.6mm。
308gという重さはMEDIAS TABの249gに劣るが、iPadのアルミに対してMEDIASはカーボンファイバーでバッテリーの実持続時間が5時間位と言われている。

iPad miniのWiFi 16GBモデルは28800円。KindleやNexus 7の常識外れな安さから、iPad miniも3万円切りは当たり前、対抗して2万円前後ではともささやかれたが、結局無難な数字だった。上に書いたようにiPod touchの24800円という価格を見た段階でそれ以下はまずありえないと考えてたので、自分としては驚きもがっかりもない。

このAppleの価格戦略は昨日今日に決めたわけではなく、少なくともtouchを発売する前の9月前半には、touchの価格も絡めて確定していたと思われる。
Appleの戦略として、バランスを考えて規定の価格でいくか、それとも他社に対抗して思い切った価格を出すかを迫れていて、これについてはティム・クック他幹部も相当悩んだはず。場合によったら噂のように2万円前後もありえただろう。
しかし長期的な視点で考えて、他社の煽りにのっかるのは得策でないという結論に達したため、今回の価格になったと思われる。

確かにNexus 7の19800円という価格はAppleを揺るがしかねないインパクトを持っているのは間違いない。だが一度下げられた価格を再び上げるのは容易ではなく、客からみて安くなった価格は当然のものになってしまう (事実Androidはもうそういう感じになってしまい、この先Androidで出してる各メーカーのみならずGoogle自身もそれに苦しめられるはず)。
そういった価格競争に巻き込まれないのがここ10年以上のAppleのやり方であって、高々無茶した数機種のためにそんな危険はおかせるわけがない。
GoogleやAmazonはソフトを売るためにハードもおまけで売ればよいが、Appleや他のメーカーはハードを売るためにソフトをも出しているのであり、全く考え方が異なる。

といったわけで無難なリリースとなり、がっかりしてる人も多いかもしれない。ただ、2万円台で「iPad」が買えるという事には違いなく、10インチタブレットを外に持って出るイメージを持てなかった人々に十分売れていくんだろうなと思う。 (セルラー10インチiPadをどこにでも持ち歩く私に言わせれば、10インチという事は持って出ない理由ではなくて、重い事と、持って出ても不足無くWiFi使えなければネットにつなげられず意味がないという事が理由であって、軽くなってどこでもネットにつなげるなら、10インチだろうが何も気にせず持ち歩くはず・ネットにつなぐという事ではテザリングという手もあるが、ちょっとした面倒臭さとかバッテリーとか、実際運用する際は案外壁になる)

iPad mini発売の影響云々については、また夜にでも書き足すつもり。

iPad 4 (もしくはLate 2012)

自分的にはiPad miniより、むしろこっちの方が驚きだった。
勿論マイナーバージョンアップが予定されてる事は噂に聞いてたし、 LTEやケーブルの規格等なるべく早く統一した方が良く、ホリデー前のてこ入れとして出してもおかしくないとは思うが、それでもしかし、チップまで新しいものにするとは(今回それが新iPadの唯一の売りとも言えるが)。多分仕様に出ない見えないところも手をいれてる可能性高い。

今回の発表の何が驚きかといえば「iOSデバイスの入れ替えは年に一回」という基本的な流れが壊れた事。多少の前後はあっても崩れなかったルールが(iPhone 4の白後だしは除く(^^;))、マイナーバージョンアップとはいえ崩れたのは大きい。
LTEにしても、ライトニングにしても、A6にしても、本当なら3月のiPad発売に合わせたかったのかもしれず、単に今回はイレギュラーな結果になっただけかもしれない。
しかしこれで、Mac等のように半年位しか経ってなくても新しい機種を出す事がありえると、今後は考えておかなければならず、例えば来年春に「本当の新しい売りを備えた新iPad」が出たっておかしくはない。これまで以上に慎重に購入検討しないと(^^;)。

Mac等については夜にでも・・・