iOSアプリ購入の注意点

iOSアプリ購入の注意点

iPhone・iPad・iPodTouch等(以下iOSマシンと表記)購入して、これから楽しいiOSライフを送ろうという方、おめでとうございます。しかし一寸先は闇、一歩踏み間違えて痛い目にあってしまい、こんなの買うんじゃなかった(-_-#)なんて事になるやもしれません。
特に要となるアプリと上手く付き合えるかどうかは、使いこなす上で大きな分かれ目となります。使い方などに「ならでは」な事も結構あります。

そこで、なるべく簡潔に方法や注意点等列記してみます。(間違いや追加あれば随時記します)

• 2011年05月15日追記「アプリの更新」

アプリを手に入れる方法

• 「iOSマシンで直接手に入れる」もしくは「MacやWinのiTunes (Store)で手に入れて、iOSマシンをMacWinにつないで入れる」
  • iOSマシンにはStoreアプリが入っていて、それでストアに接続して直接アプリを手に入れられる
    • ただし、3G回線では20MBまでのアプリしかダウンロード出来ない。WiFi回線なら制限はないが、PCで落とすよりは大抵時間がかかる (複数ダウンロードの点からもPC優位)
  • PCのiTunesでiTunes Store(App Store)に接続し、アプリをダウンロード、USBケーブルでiOSマシンをPCにつないで入れたいアプリを選んで同期して入れられる
    • 手順的に面倒といえば面倒だが、検索やランキング等でアプリを探して落としやすく、アプリのファイルがPCに残るので安心感がある (といっても、iOSマシンのみに入ってるアプリは次回同期時にPCのライブラリにバックアップされるし、間違って消しても同じアカウントなら再度無料で手に入れられるが)

アプリの権利

• 上にも書いたように、一度購入したアプリは同じアカウントを使っているなら削除等してしまっても再び無料で手に入れられる (ちなみに、音楽や動画は再度手に入れようとすると課金されるのでバックアップ怠らず)
  • 同一アカウントは5台のPC、無制限のiOSマシンで共有出来る(アプリだけでなく音楽等も)。つまり、一度一つ買えば自分の5台のPCとiPod touch、iPhone、iPad等全てに同じものを入れられるという事。PCを買い替えてそれが6台目の場合は、使ってたPCのアカウントの一つを無効にして、新たに買ったPCでアカウントを有効にすればよい (iTunesのメニューから選ぶだけで簡単)
  • 同じアプリやアドオン(オプション等アプリ経由で追加購入するもの)の再購入は基本無料だが、使用期間が決められていて期間を過ぎると再度購入しなければならないもの(有効期限が一年と区切られたナビアプリとか)、メディア的なアドオン、購入権が特殊なものは無料でない場合があるので気をつける (失敗してないか気になるなら購入履歴をチェック)

Apple IDアカウント

• アカウント(Apple ID)はとても大事なので、きちんと管理する
  • そもそもアカウントをまだ持ってない人はアカウントを作るところから
    • iTunes Store アカウントの設定方法　
    • クレジットカードを使わずに iTunes App Store アカウントを作成する方法
  • PCではiTunesでログインしたらログアウトしない限りパスワード入れずとも有効、iOSマシンでは、購入時一定時間毎にパスワードを求められる。子供がいてストアに触らせたくない等の場合はiOSマシンの機能制限でパスワードロックを設定しておく

アプリ購入は慎重に

• 基本的にストアの購入は1クリック。なので間違いないよう慌てて押そうとしない。画面が動いてる最中押そうとするなんてもってのほか。ミス購入を狙って高いゴミアプリが紛れてる事が無いとはいえない
  • 間違って買ってしまった場合、Appleに申し出て取り消して貰える可能性も全く0ではないが、取り消してくれるなんて殆ど都市伝説と思っておいた方がよい
    • あまりにも酷いアプリを買ってしまった場合も同様 (可能性はまだこっちの方がありえるか)

無料アプリと有料アプリ

• アプリは無料アプリと有料アプリに分かれる
  • 無料アプリはどんな事があろうが全くの無料。後から有料アプリになっても、無料のうちに手に入れてれば勿論お金はかからない
    • ただし、期限や制限を付けていて、制限を外してやれる事を増やすのにお金がかかる場合(アドオン)もある (追加でお金を払う必要がある場合はストアに飛ぶので、無闇に心配しなくてよい)
    • 最近流行?のソーシャルゲームなんかも本体は無料だが、アイテム等のアドオンは有料というのがよく見られる
  • iOSの有料アプリは、大抵買い切りで、携帯アプリのように毎月お金がかかる事はないので、一度買えば支払いなくいつまでも使える
    • ただし、ナビ等のようなアプリは月や年の使用期限をつけていてその期限を過ぎると再購入をしなければ使えなくなるものもある。また、雑誌アプリ等で定期的にお金を引き落とすアプリも無くはない (なんにしても説明なくお金を引き落とすようなアプリは無いし、万が一あったらAppleに言って取り戻せるので大丈夫)

アプリの更新

• アプリは改良やバグフィックス等で更新される事がある
  • 更新可能アプリ数はiTunesやストアのアイコン上に自動的に数が表示される(でも必ずしも数があってるとはいえない)
  • 更新可能アプリは一覧で見られる。iOSマシンからは更新内容も直接見られる
  • アプリの更新は更新したい任意のアプリを選ぶ、もしくは全て更新を選ぶ (アプリが一時的にストアから無くなる等で全て更新が出来ない時もあり)
  • 更新にはお金はかからないので、安心して更新して良い (ただし稀に全く別物となった場合にかかる可能性も無くはないが、その場合は必ず費用がかかる旨表示される)
  • iTunesでアプリを更新すると(もしくはiOSマシンでアプリを更新して同期すると)、前バージョンのアプリファイルはゴミ箱に捨てられる
    • しっかり改良された更新なら捨ててしまって構わないが、バグがあって問題を引き起こしたり、使えなくなったり、使い勝手が改悪されていたりする可能性もありえる。そういった場合に前のバージョンに戻したいなら削除せずゴミ箱から拾い出して取っておく事

アプリの支払い

• 有料アプリの支払いは「クレジットカード」か「iTunesカード」で
  • クレジットカードを持ってない、使いたくないならiTunesカードを利用する。コンビニ等でも売られている。お金的な扱いなので基本的に値引きはないが、それでもたまにサンクス(カルワザクラブ)等で値引きキャンペーンがあったりもする(20%程度値引いたり)
  • ストアは日本だけではなく、アメリカ等各国に個別にあって、その国でしか売られてないものがあったり日本より値段が安かったりもするが、その国に対応するApple IDを別に取らねばならず、その国で使えるクレジットカードも必要で敷居が高い(アメリカで、無料ののみ落とす位なら、色々ググって頑張れば、IDだけ作って手に入れられない事はない)。iTunesカードも各国で分かれていて、しかしその国で使えるiTunesカードさえ手に入れば(ネットや一部の店で売られている)、グッと手に入れやすくなる (そこまでして得なもの、手に入れたいものはそうそう無いけれど)
    • ちなみにアメリカでいうと、無料の曲が毎週三、四曲あったり、テレビ番組等の無料があったり、アメリカのみのメディア系アプリ等があったりするので、IDあればあったでおいしい

アプリの値段

• アプリの値段はピンキリ
  • これまでの経験からいうと、無料が5割(ただし当然クズ率も高くなる)、500円以下が3割、それ以上が2割という感じ。iPad対応アプリはHD等という名目で比較的高めが多い (しかし実はiPhone 4 Retina対応のアプリの方が解像度高かったり(^^;))
  • 物によるし下に書いたように値段は時々で変わるが、有料の多くは115〜230円、ゲーム等でしっかりしたものは350〜600円、実用系等でしっかりしたものは1000円前後、ナビや辞書等は2000円以上も、という風に考えておけば間違いないと思う
  • 有料よりずっと良い無料の物も多々見られるので、結局はしっかり情報おさえて自分で宝探しするしかない

アプリの値段の変化

• アプリの値段がコロコロ変わるのは日常茶飯事
  • 勿論定番系等かたくなに値段を変えないアプリもあるが、数多く売りたい、新しく出すので前バージョンとして売り切ってしまいたい、宣伝広告的に名前を売りたい、自社の他のアプリ購買につなげたい、発売直後等記念的に、ホリデー等の時期的に、他社との価格競争に負けないよう、一時的に安くして値段戻した後に買う客を釣る等々の理由から値段を変える事が良く見られる
    • 例えばGameloftは結構セールをするので少しも損したくないという人は注意
  • 値段の変化は時に大きく、前日数千円の値段だったものが無料になり、翌日また元に戻った、なんて事も幾らでもありえる。海外のアプリなんかだと、アプリ紹介サイト絡みで一日だけ無料というのをやってたりもする
    • そういうのを色々見てしまうと有料には簡単に手を出せないという事もあるかもしれないが、まあ結局は欲しい時が買い時であって、安く手に入ったらラッキー、高くなったら諦めて買うか再び安くなる事を願って待つかするしかない
    • 高く買ってしまったからといって、間違ってもストアのレビューで「安くするな馬鹿」とかそんな心の狭い事を言ってはいけないし、そんな風に思う人はAなんとかいう何でも無料で手に入るかもしれないニューフロンティアへ行くのもいいと思う

アプリのファイルサイズ

• アプリの大きさもピンキリ
  • 簡単なツール等は数百KB、一方オフライン辞書やナビ、大作ゲームは500MB〜2GBまでと様々。自分のマシンの空き容量と相談して選択
  • 容量が足りないならいらないアプリをiOSマシンから削除すればいい。ただし、データがバックアップ出来ないタイプのものだとアプリ削除と共にデータが消えてしまう事も(ゲーム等でも結構多くて、これは将来解決して欲しい点の一つ・まあ現状でも全アプリがしっかりバックアップ方法を用意していればいいだけなんだけど)
    • ちなみにiTunesでPCに同期バックアップする際、きちんとしたアプリの多くはデータもPCにバックアップしてるので、別のマシンにバックアップから丸々移したり復元する時はデータは受け継がれる

アプリの種類

• アプリは主に「iPhone用」「iPad用」「ユニバーサル」の3つに分かれる。その中で更にiOSのバージョンによって使えたり使えなかったり、カメラやGPSが付いてるマシンでないと使えないものもあって、持ってるマシンに対応してないアプリを手に入れても無駄なので有料で購入する際は気をつける
  • iPhoneとiPadの両方で使え、それぞれで最適な画面やインターフェイスになるのが「ユニバーサル」。これが最もベストなスタイルだが、ファイルサイズを大きくしたくないとか別々に出して儲けようという意図もあったりして、まだまだ数は多いとはいえない。見分け方は簡単で、ストアのアプリ説明で「iPhone、iPadの両方に対応しています」とあったり、iPhoneとiPadのスクリーンショットを切り替えてみられるならユニバーサル
  • iPadのみで使えるのが「iPad用」。ストアのアプリ説明の条件にiPadしか書かれてない、iPadのスクリーンショットしかなければこれに該当する。アプリ名に「for iPad」「HD」が付いてたりする。GPS必須なナビアプリ等ではGPSないWiFiモデルだと使用不可のものもある
    • 今はiPad2が出て間もないのでiPad2オンリーのアプリは稀だが(ただしInfinity BladeのようにiPadとiPad2で表示等に違いが出るアプリも既に存在)、そのうちマシンパワーやジャイロやカメラ等必須でiPad2専用のものも出始めると思われる
  • iPhone用に作られたものが「iPhone用」。ストアのアプリ説明の条件にiPhoneと書かれている、iPhoneのスクリーンショットしかなければこれに該当する。GPS必須なナビアプリ等ではiPod touchやGPSないiPad WiFiモデルでは使用不可のものもある。カメラ必須なアプリではやはりカメラ無いモデルだと使用出来ないものも
    • iPhone用であっても基本的にはiPadでも使用可能。ただし画面はiPhoneサイズで小さく表示され、2倍拡大で使用すると文字等がジャギる(グラフィック描画は拡大しても多少ぼやける程度でそれほど問題ない)。iPhone用に作られているためiPadだと操作に支障がある場合も(でも大抵は大丈夫だし、画面大きくなった分iPhoneよりやりやすかったりも)
  • iPhone+touchとiPadではまだまだ売れてる数に差があるので、やはりiPhone向けのアプリの方が多く、多彩。ただiPadも調子良いので主要なアプリは揃ってて困らないし、画面の大きさを活かしてiPad用の方が機能多かったり使いやすかったりする。iPhoneとiPadの両方で出しているものはiPad版の方が値段が高い事も
  • 儲けようと必死な有料アプリメーカーは、まずiPhone版を出して、少し間をあけてからiPad版を出すところもあるので注意